Yahoo! JAPANほかネット事業者でセーファーインターネット協会を設立。セーフライン事業(SafeLine)を開始。

2013年11月08日

〜インターネットの適切利用につながる業務を幅広く行い、 違法・有害情報の排除に努めます〜

 

 ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)、アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)、ピットクルー株式会社(以下、ピットクルー)は共同で、一般社団法人「セーファーインターネット協会」(Safer Internet Association、以下、SIA。会長:別所 直哉)を設立し、インターネット利用者からの連絡等を端緒にしたセーフライン事業(Safe Line)を 11 月 11 日に開始します。

 SIAでは、民間の自主努力により、表現の自由と各種権利侵害を調整する役割を担うほか、突発的な事件を契機にとかく扇情的になりがちな違法・有害情報対策において、定量的な効果検証に基づいた対策を模索し、国内外に政策提言を行って参ります。

 セーフライン事業(Safe Line)とは、インターネット利用者からの連絡等をきっかけとして、問題のある情報の管理者に対して削除を促したり、警察への通報を行う取組みです。

 スマートフォンの急速な普及に加え、掲示板サイトやSNS等の急増に伴い、青少年はもちろん、一般の方も含めて情報リテラシーが十分でないままインターネットを日常的に使う利用者が、インターネット利用に関連した様々なトラブルの被害者・加害者となる事例 が報告されるようになっています。一方、従来型の違法・有害情報は、国内のサーバーからの排除は進んでいるとはいえ、国際的な対応は難しい状況です。

 Yahoo! JAPANとALSI、ピットクルーは、これまでフィルタリングサービスを提供したり、学校裏サイトの監視業務を請け負ってきた立場から、現在の状況を改善するためには、民間の自由な発想と分析力をもって各種課題にあたっていく努力が欠かせないと考え、SIAを共同で立ち上げ、アドバイザリーボードの有識者委員の意見を拝聴しつつ、また関連省庁とも必要な協力をして、対策を推進していくことにしました。

 SIAには、Yahoo! JAPANをはじめとした正会員のほか、賛助会員として、株式会社ミクシィ、グリー株式会社が参加します。現在も引き続き、大手のインターネット企業各社及び、関係事業者団体に参加を呼び掛けており、順次、民間の自主努力の輪を広げていく予定です。

 SIAでは今後、セーフライン事業(Safe Line)を通して、個別の違法・有害情報の排除に努めるほか、それらの対処を通じて得たデータや知見を基に、表現の自由に配意しつつ、中長期的視座に 立った違法・有害情報排除施策を検討・実施していきます。

 

 

一般社団法人セーファーインターネット協会
https://www.saferinternet.or.jp/wordpress

 

 

正会員

ヤフー株式会社

アルプス システム インテグレーション株式会社

ピットクルー株式会社

 

賛助会員(参加表明順)

株式会社ミクシィ

グリー株式会社

 

アドバイザリーボード

委員長 清水 康敬 東京工業大学 名誉教授
委員 宍戸 常寿

東京大学大学院法学政治学研究科 教授

委員 曽我部 真裕

京都大学大学院法学研究科 教授

委員 長瀬 貴志

山崎法律事務所 弁護士

     

 

法律顧問

  森 亮二 英知法律事務所 弁護士
     
     

  

役員

会長 別所 直哉 ヤフー株式会社 執行役員 社長室長 
副会長 中山 明 アルプス システム インテグレーション株式会社 取締役

セキュリティ事業部 IAMソリューション部長

兼 グローバル事業推進担当

専務理事

吉田 奨 ヤフー株式会社 社長室 コーポレート政策企画本部
ネットセーフティ企画室 室長
監事 小西 直人 ピットクルー株式会社 代表取締役社長

 

 

 

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